ウソ★スキ
「苑のやつ、美夕ちゃんと同じ部屋だってことまで知っててね。ずいぶん冷やかされたんだよ」
「え……?」
「まったく、もう……。それがイヤで、苑には誰と行くかまでは話さなかったのになぁ……」
どういうこと?
あたしは後ろを振り返って、すぐ後ろに立つ先輩をじっと見つめた。
「だって……。先輩が、苑ちゃんに、旅行のことを話したんじゃないんですか?」
あたしの顔はきっと強張っていたんだろう。
先輩はきょとんとしたような、不思議そうな顔であたしを見た。
そして、当たり前のように、こう言ったんだ。
「いや。俺は苑に、旅行に行くこと以外は何も話してないよ」
そして、もう一言。
「苑はキラちゃんから聞いたんだよ。だってあの2人、最近よくメールのやりとりしてるから」
……目の前が、真っ暗になった。
「え……?」
「まったく、もう……。それがイヤで、苑には誰と行くかまでは話さなかったのになぁ……」
どういうこと?
あたしは後ろを振り返って、すぐ後ろに立つ先輩をじっと見つめた。
「だって……。先輩が、苑ちゃんに、旅行のことを話したんじゃないんですか?」
あたしの顔はきっと強張っていたんだろう。
先輩はきょとんとしたような、不思議そうな顔であたしを見た。
そして、当たり前のように、こう言ったんだ。
「いや。俺は苑に、旅行に行くこと以外は何も話してないよ」
そして、もう一言。
「苑はキラちゃんから聞いたんだよ。だってあの2人、最近よくメールのやりとりしてるから」
……目の前が、真っ暗になった。