ウソ★スキ
「え……?」
はじめは、ソラの言っている言葉の意味が分からなかった。
「俺の声が聞こえたの?」
「……ううん。でもソラの携帯からだった」
「どんな話をした?」
「相手は何も……。ただあたし、絶対ソラだと思ったから、いろいろ言っちゃったよ? ……こんなの迷惑だとか、この前バスで無視した仕返しなの? とか」
あたしのその言葉をじっと聞いていたソラは、
目をつぶって上を向くと、ふぅーって大きなため息をついた。
「ねえ、ソラ。これって……どういうこと?」
「だから、その電話の相手は俺じゃなくて……」
あたしたちは目を見合わせた。
そして──
「もしかして……電話の相手って……」
あたしは体を強ばらせたまま、視線だけをソラの隣のキラへと移した。
もしかして……
キラは
いつの間にか目を覚ましていた。
はじめは、ソラの言っている言葉の意味が分からなかった。
「俺の声が聞こえたの?」
「……ううん。でもソラの携帯からだった」
「どんな話をした?」
「相手は何も……。ただあたし、絶対ソラだと思ったから、いろいろ言っちゃったよ? ……こんなの迷惑だとか、この前バスで無視した仕返しなの? とか」
あたしのその言葉をじっと聞いていたソラは、
目をつぶって上を向くと、ふぅーって大きなため息をついた。
「ねえ、ソラ。これって……どういうこと?」
「だから、その電話の相手は俺じゃなくて……」
あたしたちは目を見合わせた。
そして──
「もしかして……電話の相手って……」
あたしは体を強ばらせたまま、視線だけをソラの隣のキラへと移した。
もしかして……
キラは
いつの間にか目を覚ましていた。