ウソ★スキ
あたしが体をビクッと引きつらせて飛び上がったのと、
出入り口の扉が開いて先輩が戻ってきたのと、
キラが
「うーん」
って大きく背伸びをするのとは、
ほとんど同じタイミングだった。
「あー、よく寝た!」
キラは、ソラとあたしを見て、
「2人は寝なかったの? ……っていうか美夕、なに立ってるの?」
って笑った。
キラ……今の話、聞いてなかったの?
だけどそんなこと、聞けるわけがなかった。
「おっ、2人とも起きたんだなー」
すぐに両手にペットボトルを4本抱えた先輩が席に戻ってくる。
キラはそんな先輩から無邪気にお茶のペットボトルを受け取ると、
「うわ、冷たくて気持ちがいい!」
ってそれを自分のおでこにあてた。
そして、あたしの方を見ながら、
「あー、これでやっと目が覚めたよ」
って、もう一度気持ちよさそうに背伸びをした。
出入り口の扉が開いて先輩が戻ってきたのと、
キラが
「うーん」
って大きく背伸びをするのとは、
ほとんど同じタイミングだった。
「あー、よく寝た!」
キラは、ソラとあたしを見て、
「2人は寝なかったの? ……っていうか美夕、なに立ってるの?」
って笑った。
キラ……今の話、聞いてなかったの?
だけどそんなこと、聞けるわけがなかった。
「おっ、2人とも起きたんだなー」
すぐに両手にペットボトルを4本抱えた先輩が席に戻ってくる。
キラはそんな先輩から無邪気にお茶のペットボトルを受け取ると、
「うわ、冷たくて気持ちがいい!」
ってそれを自分のおでこにあてた。
そして、あたしの方を見ながら、
「あー、これでやっと目が覚めたよ」
って、もう一度気持ちよさそうに背伸びをした。