ウソ★スキ
泣かないで
それから約1時間。
あたしたちを乗せた列車は、山間の終着駅に到着した。
駅のホームに降り立つと、あたしとキラは並んで大きく背伸びをする。
「空気がおいしいね!」
キラは、あたしの隣で、気持ちよさそうに何度も深呼吸をした。
……電車の中からずっとキラの様子を伺ってきたけれど、何の変化もない。
どうやらあたしとソラの会話は聞こえていなかったみたいだ。
あの時、キラが寝ぼけていてくれて本当に良かった……。
そう思っての安堵のため息なのか深呼吸なのか、自分でもよくわからなかったけれど、
あたしも、隣のキラに負けずに、
「はーぁっ」
と思いきり空気を吸い込んで、青く澄んだ空を見上げた。
あたしたちを乗せた列車は、山間の終着駅に到着した。
駅のホームに降り立つと、あたしとキラは並んで大きく背伸びをする。
「空気がおいしいね!」
キラは、あたしの隣で、気持ちよさそうに何度も深呼吸をした。
……電車の中からずっとキラの様子を伺ってきたけれど、何の変化もない。
どうやらあたしとソラの会話は聞こえていなかったみたいだ。
あの時、キラが寝ぼけていてくれて本当に良かった……。
そう思っての安堵のため息なのか深呼吸なのか、自分でもよくわからなかったけれど、
あたしも、隣のキラに負けずに、
「はーぁっ」
と思いきり空気を吸い込んで、青く澄んだ空を見上げた。