ウソ★スキ
「どう? 2人とも、そのほうがいいよね?」
──それは、キラとソラの関係を“知ってるよ”っていう意味の込められた言葉だった。
2人はその意味をすぐ理解したようで、一瞬顔をこわばらせた。
……それもそのはずだよね。
だって、あたし以外の人にこんなことを言われるのは、初めてなんだから……。
だけど、そんな緊張が続いたのは束の間だった。
「そうですね!」
明るく、いつもの調子でそう言ったのは、キラ。
「先輩こそ、美夕と2人になりたいんでしょ?」
こういうときって、やっぱり女の方が度胸があるのかな?
キラには、先輩をからかう余裕すらあった。
先輩はそんなキラに少しだけ驚いたけれど、
すぐに「まあね」って笑い、その視線をキラの隣のソラに向けた。
「……ソラは? どうしたい?」
──それは、キラとソラの関係を“知ってるよ”っていう意味の込められた言葉だった。
2人はその意味をすぐ理解したようで、一瞬顔をこわばらせた。
……それもそのはずだよね。
だって、あたし以外の人にこんなことを言われるのは、初めてなんだから……。
だけど、そんな緊張が続いたのは束の間だった。
「そうですね!」
明るく、いつもの調子でそう言ったのは、キラ。
「先輩こそ、美夕と2人になりたいんでしょ?」
こういうときって、やっぱり女の方が度胸があるのかな?
キラには、先輩をからかう余裕すらあった。
先輩はそんなキラに少しだけ驚いたけれど、
すぐに「まあね」って笑い、その視線をキラの隣のソラに向けた。
「……ソラは? どうしたい?」