ウソ★スキ
バスがバス停に止まると、ソラはいつものように先にバスに乗った。
そしてこれもいつも通り、通路へと進む。
あたしは、その後に続いて、入り口近くで立ち止まった。
「美夕、おいで」
ソラは、そんなあたしの腕をぐっと引っ張って、あたしを通路へと引き寄せる。
「話し相手になってよ、俺の」
ソラは、そう言いながらあたしのバッグを取った。
「えっ?」
「美夕、今日具合悪そうだから、持ってやるよ」
「でも……今日、辞書入ってるから、重いよ?」
「大丈夫。俺、美夕よりは力あるし」
そう言って、ソラは笑った。
「あ、ありがとう」
あたしはソラの横にいるのがなんだかとっても照れくさくて、
バスに乗っている間、ずっと下を向いていた。
そしてこれもいつも通り、通路へと進む。
あたしは、その後に続いて、入り口近くで立ち止まった。
「美夕、おいで」
ソラは、そんなあたしの腕をぐっと引っ張って、あたしを通路へと引き寄せる。
「話し相手になってよ、俺の」
ソラは、そう言いながらあたしのバッグを取った。
「えっ?」
「美夕、今日具合悪そうだから、持ってやるよ」
「でも……今日、辞書入ってるから、重いよ?」
「大丈夫。俺、美夕よりは力あるし」
そう言って、ソラは笑った。
「あ、ありがとう」
あたしはソラの横にいるのがなんだかとっても照れくさくて、
バスに乗っている間、ずっと下を向いていた。