ウソ★スキ
手伝うといっても、奥さんがほとんど準備を済ませてくれていたので、あたしにできることといえば、テーブルを拭いてお皿を並べることくらいだった。
10人掛けのダイニングテーブルは長さが2メートル以上ある。
これをたった4人で使うのは、なんだか寂しいな……。
その木目模様をぼんやり見つめながらテーブルを拭いていると、キラがソラや先輩と一緒に降りてきて、
「うわぁっ、おいしそうなにおいがするね!」
とキッチンに並んだ料理を幸せそうな顔で眺めた。
「奥さん、私は何をしたらいい?」
「じゃあ、 美夕ちゃんと一緒に、冷蔵庫に入ってるサラダをこっちのお皿に盛りつけてくれる?」
「はーい」
その言葉に、あたしもキッチンへ戻った。
キラが鼻歌まじりに冷蔵庫からサラダを取り出している間に対面式のキッチン越しにリビングを覗くと、ソラと先輩がソファに座って旦那さんと話をしていた。
テーブルに大きな地図を広げて、どうやら周辺の名所を教わっているらしい。
……そういえば、ここに来る途中に有名な滝があるって、列車の中で読んだガイドブックにもかいてあったっけ。
10人掛けのダイニングテーブルは長さが2メートル以上ある。
これをたった4人で使うのは、なんだか寂しいな……。
その木目模様をぼんやり見つめながらテーブルを拭いていると、キラがソラや先輩と一緒に降りてきて、
「うわぁっ、おいしそうなにおいがするね!」
とキッチンに並んだ料理を幸せそうな顔で眺めた。
「奥さん、私は何をしたらいい?」
「じゃあ、 美夕ちゃんと一緒に、冷蔵庫に入ってるサラダをこっちのお皿に盛りつけてくれる?」
「はーい」
その言葉に、あたしもキッチンへ戻った。
キラが鼻歌まじりに冷蔵庫からサラダを取り出している間に対面式のキッチン越しにリビングを覗くと、ソラと先輩がソファに座って旦那さんと話をしていた。
テーブルに大きな地図を広げて、どうやら周辺の名所を教わっているらしい。
……そういえば、ここに来る途中に有名な滝があるって、列車の中で読んだガイドブックにもかいてあったっけ。