ウソ★スキ
そして、キラの部屋に入ろうとしたとき、
中からソラの声が聞こえた。
「……いいだろ?」
「ダメだよ、美夕がいるもん」
キラはクスクス笑ってる。
「美夕は一度マンガ読み始めたら、当分あそこから出てこないじゃん」
「そうだけど……ちょっとソラ、やめて……」
「いやだ、やめない。キラが欲しい」
「もうっ…………」
それっきり、声がしなくなった。
……かと思うと、布が擦れる音。
そして、ベッドがギィって軋む音。
あたしは、その場から動けずにいた。
目の前のドアの向こうから、
あたしがそれまで聞いたことの無い、
キラの小さな、小さな喘ぎ声が漏れてきた。
中からソラの声が聞こえた。
「……いいだろ?」
「ダメだよ、美夕がいるもん」
キラはクスクス笑ってる。
「美夕は一度マンガ読み始めたら、当分あそこから出てこないじゃん」
「そうだけど……ちょっとソラ、やめて……」
「いやだ、やめない。キラが欲しい」
「もうっ…………」
それっきり、声がしなくなった。
……かと思うと、布が擦れる音。
そして、ベッドがギィって軋む音。
あたしは、その場から動けずにいた。
目の前のドアの向こうから、
あたしがそれまで聞いたことの無い、
キラの小さな、小さな喘ぎ声が漏れてきた。