ウソ★スキ
「……え?」
あたしとソラはほぼ同時にそう聞き返していた。
「参ったな……」
眉間にシワを寄せ、怖い顔をしたまま、先輩は宙を見つめた。
「……どういうことですか?」
ソラの声は、震えていた。
先輩は、深いため息をついたあと、ソラの方を向いて言った。
「──キラちゃんが、消えた」
……何?
どういうこと?
その瞬間、あたしの思考は完全にストップしてしまって、
先輩の言っていることをすぐには理解できなかった。
そして、
「もしかして……キラ、部屋にいないんですか?」
あたしがようやく声を絞り出した時、
ソラはもう先輩の横をすり抜け、その奥にある階段を駆け上がっていた。
あたしとソラはほぼ同時にそう聞き返していた。
「参ったな……」
眉間にシワを寄せ、怖い顔をしたまま、先輩は宙を見つめた。
「……どういうことですか?」
ソラの声は、震えていた。
先輩は、深いため息をついたあと、ソラの方を向いて言った。
「──キラちゃんが、消えた」
……何?
どういうこと?
その瞬間、あたしの思考は完全にストップしてしまって、
先輩の言っていることをすぐには理解できなかった。
そして、
「もしかして……キラ、部屋にいないんですか?」
あたしがようやく声を絞り出した時、
ソラはもう先輩の横をすり抜け、その奥にある階段を駆け上がっていた。