ウソ★スキ
先輩が先、ソラはその後。
2人が並んでリビングの奥へ進むのを、あたしは入り口に立ったままじっと見つめていた。
何故だろう。
後について行くのが怖くて……。
あたしは一歩も足を動かせずにいた。
ソラはリビングのソファに身を沈めると、背中を丸めて、そのまま両手で頭を抱え込んだ。
先輩はそんなソラの座っているソファの後ろに立って、ソラの背中をじっと見つめている。
「ソラ、俺たちが外から帰った後……キラちゃんと2人で部屋に戻ってから、何かあったのか?」
先輩の問いかけに、ソラは少し考えた後、項垂れた頭を動かさずに答えた。
「キラに言われたんだ……『美夕は覚悟を決めたみたいで、先輩と一緒になれるのを喜んでいる。だから自分たちも心から2人を祝福して、やり直そう』って……」
2人が並んでリビングの奥へ進むのを、あたしは入り口に立ったままじっと見つめていた。
何故だろう。
後について行くのが怖くて……。
あたしは一歩も足を動かせずにいた。
ソラはリビングのソファに身を沈めると、背中を丸めて、そのまま両手で頭を抱え込んだ。
先輩はそんなソラの座っているソファの後ろに立って、ソラの背中をじっと見つめている。
「ソラ、俺たちが外から帰った後……キラちゃんと2人で部屋に戻ってから、何かあったのか?」
先輩の問いかけに、ソラは少し考えた後、項垂れた頭を動かさずに答えた。
「キラに言われたんだ……『美夕は覚悟を決めたみたいで、先輩と一緒になれるのを喜んでいる。だから自分たちも心から2人を祝福して、やり直そう』って……」