ウソ★スキ
お昼休みが終わる頃には、教室はキラからのメールで大騒ぎになっていた。
先生にばれたら間違いなく携帯を没収されるっていうのに、
授業中もあちこちで携帯のバイブ音が鳴り響いて。
──きっと、誰かがキラから届いたメールを友達に転送しているんだろう。
案の定、休み時間になると廊下には携帯を片手に持った野次馬が何人も集まってきた。
そんな野次馬も、
携帯を眺めているクラスメイトも、
みんな目元をいやらしく細め、半開きになった口元を意地悪そうに吊り上げていた。
……なんだか息苦しい。
「ねえねえ、美夕はこのこと知ってたの?」
普段は話をしない子に馴れ馴れしく話しかけられる。
あたしは何も答えずに、ただ、その子を睨みつけた。
……息苦しいだけじゃない。吐き気もしてきた。
あたしはその場にいるのが辛くて、教室を飛び出した。
気になるのは、ソラのことだった。
ソラは大丈夫かな……
あたしは校舎の裏に隠れてソラにメールを送った。
先生にばれたら間違いなく携帯を没収されるっていうのに、
授業中もあちこちで携帯のバイブ音が鳴り響いて。
──きっと、誰かがキラから届いたメールを友達に転送しているんだろう。
案の定、休み時間になると廊下には携帯を片手に持った野次馬が何人も集まってきた。
そんな野次馬も、
携帯を眺めているクラスメイトも、
みんな目元をいやらしく細め、半開きになった口元を意地悪そうに吊り上げていた。
……なんだか息苦しい。
「ねえねえ、美夕はこのこと知ってたの?」
普段は話をしない子に馴れ馴れしく話しかけられる。
あたしは何も答えずに、ただ、その子を睨みつけた。
……息苦しいだけじゃない。吐き気もしてきた。
あたしはその場にいるのが辛くて、教室を飛び出した。
気になるのは、ソラのことだった。
ソラは大丈夫かな……
あたしは校舎の裏に隠れてソラにメールを送った。