ウソ★スキ
「美夕、おはよー」
ソラの声。
声のほうを向くと、そこにはソラひとりだけだった。
「おはよう、キラは?」
「んー、やっぱり今日も歯が痛いんだって」
「そうなんだ……。ソラ、キラのことが心配だよね」
「当たり前じゃん」
何も知らないソラは、無邪気に笑った。
バスに乗ると、今日もやっぱりソラに手を引かれて、
あたしはソラと並んで通路に立った。
……昨日より少し多めにつけた香水。
ソラは気づいてくれているかな?
ソラの声。
声のほうを向くと、そこにはソラひとりだけだった。
「おはよう、キラは?」
「んー、やっぱり今日も歯が痛いんだって」
「そうなんだ……。ソラ、キラのことが心配だよね」
「当たり前じゃん」
何も知らないソラは、無邪気に笑った。
バスに乗ると、今日もやっぱりソラに手を引かれて、
あたしはソラと並んで通路に立った。
……昨日より少し多めにつけた香水。
ソラは気づいてくれているかな?