ウソ★スキ
2人の決心
それから。
あたしの足の痛みが治まってもなお、ソラに会えない日は続いた。
ソラは何度も連絡をくれた。
メールは毎日のように。
そして2日に一度は、電話だって。
ソラはあの日、あたしが足を引きずりながら帰ったのを見ていたようで、少し長めのメールはいつも、あたしの怪我の具合を気遣う言葉から始まっていた。
メールによると、
相変わらず両親と管理人夫婦の監視が続いていて、
あたしや先輩のことは、双子の関係を知っていたのに止めなかったという理由で「要注意人物」扱いされているらしい。
思うように電話ができなくてメールが多くなるのはそのせいだと書いてあった。
そしてメールの最後は決まって
《やっぱりこの前のこと、怒ってるの? どんなことでも聞くから、返事が欲しい》
っていう文章。
──あたしは、一度もソラのメールに返信することができずにいたんだ。
あたしの足の痛みが治まってもなお、ソラに会えない日は続いた。
ソラは何度も連絡をくれた。
メールは毎日のように。
そして2日に一度は、電話だって。
ソラはあの日、あたしが足を引きずりながら帰ったのを見ていたようで、少し長めのメールはいつも、あたしの怪我の具合を気遣う言葉から始まっていた。
メールによると、
相変わらず両親と管理人夫婦の監視が続いていて、
あたしや先輩のことは、双子の関係を知っていたのに止めなかったという理由で「要注意人物」扱いされているらしい。
思うように電話ができなくてメールが多くなるのはそのせいだと書いてあった。
そしてメールの最後は決まって
《やっぱりこの前のこと、怒ってるの? どんなことでも聞くから、返事が欲しい》
っていう文章。
──あたしは、一度もソラのメールに返信することができずにいたんだ。