ウソ★スキ
「……ソラはそれを飲むと、横になって目をつぶったの。それを確認して、私も横になった。……だけど物音がして目を覚ますと、ソラはまた、私がテーブルの上に置きっぱなしにしていた残りの睡眠薬に手を出していたの」
キラがソラに声をかけた時、ソラは『どうしても眠れないんだ』って、またひとつ薬を口にするところだった。
そして、またベッドに横になって……。
「でも、それっきりじゃなかった。ソラは、それを何度も繰り返してた。……初めて、しかも大量に睡眠薬を服用したもんだから体が受け付けなかったのね。何度か洗面所で吐いていたのも知ってる」
吐くまで睡眠薬を飲み続けるなんて。
ソラはもしかして、生きることに悲観して自殺しようとしたの……?
「ソラは、まさか……」
あたしのそんな考えを察したのか、キラが笑った。
「ねえ、美夕。睡眠薬の致死量ってどのくらいか知ってる?」
「さぁ……」
そんなこと、全然分からないし考えたことも無い。
「……10錠くらい?」
「ハズレ。全然足りないよ。桁がいくつも違うんだから」
キラがソラに声をかけた時、ソラは『どうしても眠れないんだ』って、またひとつ薬を口にするところだった。
そして、またベッドに横になって……。
「でも、それっきりじゃなかった。ソラは、それを何度も繰り返してた。……初めて、しかも大量に睡眠薬を服用したもんだから体が受け付けなかったのね。何度か洗面所で吐いていたのも知ってる」
吐くまで睡眠薬を飲み続けるなんて。
ソラはもしかして、生きることに悲観して自殺しようとしたの……?
「ソラは、まさか……」
あたしのそんな考えを察したのか、キラが笑った。
「ねえ、美夕。睡眠薬の致死量ってどのくらいか知ってる?」
「さぁ……」
そんなこと、全然分からないし考えたことも無い。
「……10錠くらい?」
「ハズレ。全然足りないよ。桁がいくつも違うんだから」