ウソ★スキ
「美夕……」
「ウソだからね! これも、ソラをだますためのウソなんだから!」
あたしは、何か言いかけたソラの言葉を遮って、そう叫んだ。
顔を両手で隠して、
その奥で、
いっぱいいっぱい泣きながら。
いっぱいいっぱい震えながら。
すると、
今まで怖いだけだったソラの手が、急に優しく、柔らかくなって、
あたしの腰に触れた。
そして、1本の指で、あたしの傷の跡をゆっくりとなぞった。
「バカなことして……」
あたしのおなかに、ふわりとソラの髪の感触がした。
そして、その場所に温かい息がかかる。
次の瞬間、あたしの腰……ちょうど傷のあたりに、
柔らかい唇の感触と、
チクッと刺さるような痛みを感じた。
「……やっ!」
あたしは顔を隠したまま、体をビクンと引きつらせた。
「ウソだからね! これも、ソラをだますためのウソなんだから!」
あたしは、何か言いかけたソラの言葉を遮って、そう叫んだ。
顔を両手で隠して、
その奥で、
いっぱいいっぱい泣きながら。
いっぱいいっぱい震えながら。
すると、
今まで怖いだけだったソラの手が、急に優しく、柔らかくなって、
あたしの腰に触れた。
そして、1本の指で、あたしの傷の跡をゆっくりとなぞった。
「バカなことして……」
あたしのおなかに、ふわりとソラの髪の感触がした。
そして、その場所に温かい息がかかる。
次の瞬間、あたしの腰……ちょうど傷のあたりに、
柔らかい唇の感触と、
チクッと刺さるような痛みを感じた。
「……やっ!」
あたしは顔を隠したまま、体をビクンと引きつらせた。