ウソ★スキ
だけど、その後はまたいつも通りのソラに戻って。

あたしの横を通り過ぎて通路へと進むと、

吊り革を持って、その傍らにキラを呼んで。



あたしはいつもの入り口で、そんな2人を眺めていた。


ソラ……さっきのは何?



あたしは出来るだけ平静を装いながら窓の外に視線をうつした。



だけどね。

本当は、もう。


心臓が破裂するんじゃないかって思うくらい、


そのまま卒倒してしまうんじゃないかっていうくらい、


ドキドキして……



頭の中、パニクってたんだ……。



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