だいすきだよ
「麗奈ッ!!」
ダメだな、あたしまだ振り返ると慶汰がいるように見えちゃう。
ほんとっ…ダメだな…
ぎゅーっ…
久しぶりの感覚だ…
慶汰に抱きしめられると落ち着くんだよな…。
あ…れ??
なんかいた…い??
「慶汰っ…痛いッ。」
「あっ、ごめん!!つい抱きしめちゃって…。」
うそ…
ほんとうに慶汰??
「…慶汰ーっ…。」
「何泣いてんだよー…。ほんと麗那は泣き虫だな。」
この頭をなでられる感覚。
ほんとに久しぶりだっ…
「…慶汰っ。彼女は??彼女はどうしたの??」
「あぁ、さっき別れてきた!!あっ、それでさ…話したいんだけどさ、家来て話さない??」
はじめはここでいいじゃん。と思っていたが、慶汰の家に行くことにした。