会長と後輩の関係

「病弱なのは…昔からだし」

「……」

「でもこれは俺の暇つぶしだから
 最後までやらねーと。」

綴喜はふらつく足を無理矢理立たせてドアへ向かった。

「なんでそこまで……」

暇つぶしなのに目が本気だ。

「…………叶太さんですか」

一瞬、冷たいものを感じた。
空気が凍るような感じがした後、綴喜は愛美の方を見た。
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