Secret Store
トントン
誰かに肩を叩かれた
そのとき少しだけど身体がビクってした
振り向くと ルミが立っていた
「昴はこっちよ
説明してあげるから
この裏の仕事のね・・・」
ルミに連れられて
俺はみんなと少し離れたところにある
小さなバーカウンターに座らされた
隣にはルミも座り 何枚かの紙を並べ始めた
「じゃあ説明してくわね」
「うん」
「まずココの店のカフェなんだけど
表向きはもちろん普通のカフェなの
でも裏では 色んな取引きや
依頼を受けているの」
「その依頼ってのが
向こうでみんながやってることだよな?」
「そう 依頼っても色んなのがあるの
軽いところで何かの調査とか 追跡とか
重いところで殺人や強盗ってとこかしら」