can you touch me?




嫌な記憶を
振り払って
有の隣で過ごす
最後の夜のため

ぁたしゎ完璧な
ぁたしである
準備をした。






綺麗に塗られた
口紅が
化粧を落とした
顔にやけに
不釣り合いだ。



でも…


最初の頃…


『心の唇がすき』



っていって
くれたから。


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