Life gose on
「ねぇこと・・・。」

「ん?」

「一人。なんて思わないでよね?」

精一杯の言葉

「うん・・・。ごめんね」

また・・・。また笑った
なんで・・・。

なんで笑ってられるの・・・?

キィッ

私達の隣に一台の自転車が止まった

秋羅先輩だった

「おう!」

「・・・。のん気ですね・・・。」

私はつぶやくように言った

「お前殴られたいかよ・・?」

「・・・。」

こんなトキにそんなハイテンションでいられるかって

「おはようございます。先輩」

「おぉ!魅琴ちゃんの方がいい子じゃん」

・・・。?え・・・
今・・・魅琴って名前!!!

「先輩なんで名前」

「?だって俺昨日いたじゃん靴箱んとこ」

「あぁ・・・。」

思い出した

学校もうすぐついちゃう

もう校門がみえてる

怖い

私より魅琴のほうが怖い

わかってるけど・・・。

「俺がいりゃーなんもしないんじゃねーの?」

え?
え・・・?今なんてっ!?

「「え?」」

二人で口をそろえて言った

「イヤなら別に構わないけど・・・。」

ちょっと照れた先輩

でも一番心強いかも・・。


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