俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~




そうこうしてるうちに
隣の女は起きた。


「わっ!寝てたぁ!」

そういい勢いよく立ち上がる。

「・・・・・は?!もうこんな時間?!」

「まーな」

俺は無頓着。

「何で起こしてくれなかったの!」

「いやだって、お前」

「何?」

・・・・声がでねえ。
一言いうだけなのに。
あー、情けない。

「どうした?!」

男らしくねーな。

「俺の反省文、勝手に書いてんじゃねーよ」

ぶっきらぼうで、素直じゃない。
そんなことくらい 自分でも承知の上だ。

「何そのいいかた!だってアンタ・・・」

女は俯いた。
そんな辛気臭せえような顔すんなよ。

「葵」

女はとっさに振り向く。

「ありがとな」

みるみるうちに女の顔は赤くなっていった。



・・・・・ほんとう飽きねー奴。


俺は星空を眺めた。




< 22 / 78 >

この作品をシェア

pagetop