俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
そうこうしてるうちに
隣の女は起きた。
「わっ!寝てたぁ!」
そういい勢いよく立ち上がる。
「・・・・・は?!もうこんな時間?!」
「まーな」
俺は無頓着。
「何で起こしてくれなかったの!」
「いやだって、お前」
「何?」
・・・・声がでねえ。
一言いうだけなのに。
あー、情けない。
「どうした?!」
男らしくねーな。
「俺の反省文、勝手に書いてんじゃねーよ」
ぶっきらぼうで、素直じゃない。
そんなことくらい 自分でも承知の上だ。
「何そのいいかた!だってアンタ・・・」
女は俯いた。
そんな辛気臭せえような顔すんなよ。
「葵」
女はとっさに振り向く。
「ありがとな」
みるみるうちに女の顔は赤くなっていった。
・・・・・ほんとう飽きねー奴。
俺は星空を眺めた。