俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
~葵side~
「・・・・・葵!」
・・・・・アタシの名前?
「葵ってばっ!!」
ふと目が覚める。
隣には沙耶が立っていた。
「さ、沙耶?!」
「どーした?疲れた?」
沙耶は私の頭をポンッとなでてくれた。
「大丈夫!ちょっと眠くて」
「てゆーかきいてっ!」
沙耶は目を大きくして
私の机に乗り上げる。
「あのねっ!沙耶、彼氏できちゃった!」
超カッコイイんだよ~!?といいながら
頬を染める沙耶。
・・・・・またか。
彼氏なんて何人目だろう。
私は まだ5、6人のレベルだ。
沙耶は本当に可愛い。
どうせまた男に告られたんだろう。
「で、相手は?」
「それがねっ・・・・・」
すると沙耶が廊下に目をやる。
「あっいた!!葵、あの人っ!」
沙耶が指差す先。そこには
仁くんが一人で立っていた。
「・・・・え?!じ、仁くんっ?!」
「うんっ★」
・・・・・うそ(笑)
仁くんは確かにかっこいい。
というより、可愛いが似合うかな。