俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
「ア、アンタには関係ないっ」
必死で真っ赤な顔を隠す。
「可愛くねー」
けど、なかなか腕を離してくれない。
「離してよっ!」
抵抗するが男の力には叶わない。
「お前、鈍感?」
いきなり放った片瀬の言葉に唖然とする。
何、鈍感って・・・・
鈍感じゃないし!
「ど、鈍感じゃないしっ!」
「いーや、鈍感だろ?」
何、そんなに鈍感に見えるわけ?
まぢ意味不明なんですけど!!
「鈍感って、、どーいうこと?」
苛立って、力を込めて
片瀬の胸を押した。
、、、つもりだった。
それが逆効果だった。
片瀬に余計、引き寄せられた。
顔が近い。
というか、唇が重なっている。
目の前の男と。
片瀬と。
え?
気がついたら
力強く抱きしめていた腕は
もう私に触れていなかった。
「こーゆーこと」