俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
階段を急いで駆け上がり
少人数教室のドアをゆっくり開ける。
すると机に座っているアキラくんの姿。
「ごっごめん、遅れたっ・・・」
「いいよ!」
アキラくんは笑顔で答えた。
「で、、、、用って何?」
「・・・・・こないだのことだけど・・・」
葵の胸は一瞬チクッとなった。
「アレは本当にごめん・・・・」
同時に2人とも俯く。
「本当に反省してる・・・」
「うん、もういいよ。それに
教えてくれたんでしょ?吸血鬼のこと・・・」
「え?」
「大丈夫っ!血見せないようにがんばるからっ!」
「・・・・わかった!」
本当はまだ胸に癒えない傷があるけど
今はそんなこと、どうでもよかった。
前みたいに戻りたかった。
「ぢゃ、戻ろっか☆お腹すいたし・・・」
私はドアに向かった。すると
「あっ、ちょっと待って!」
アキラくんの声に止められた。