俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
「じゃー俺と付き合えよ」
俯いていた顔が上を向き、
目が合った。
えっ・・・・・
目が合ってのドキドキと
片瀬が言った言葉のドキドキが
両方いっきに襲い掛かってくる。
「えっ・・・・・」
顔が熱い。目が霞む。
すると片瀬は立ち上がる。
「って嘘に決まってんだろ!
正気にすんなよバーカ」
馬鹿にするような笑顔で
私の頭をぽんっと叩き
玄関に歩きだす片瀬。
・・・・・・そんな・・・
何それ?!最悪っ!
まぢムカつくんだけど!!
キュンてした自分に腹が立った。
咄嗟に足が動き出した。
「ぢゃー俺帰るから」
ガチャ・・・・
ドアを開けた。
「は?」