俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
私がなんのために来たのか。
それは自分が一番承知の上。
返事をしにきたのだ。
今の私はアキラくんとは付き合えないし、
第一好きな人、もちゃんといるし。
「何か飲む?何がいい?」
気を使ってアキラくんはキッチンに行こうとした。
「あっいや、いいよ!
すぐ帰るから」
「そうか?」
「うん、ありがと」
とは言ったものの、中々言い出しづらい。
アキラくんの家は2階建て。
1人ですんでるのに何でだろう。
「アキラくんの家って
なんでこんな広いの?」
彼は驚いたような顔をした。
「ああ、俺ね、実は昔
人間界に住んでたんだ」
「え?そうなの?!ってかそもそも・・・・」
なんで吸血鬼のみんなが
人間界にやってきたんだろう?
重要なところは何も知らなかった。
するとアキラくんは
口を開き始めた。