俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~


私がなんのために来たのか。
それは自分が一番承知の上。
返事をしにきたのだ。


今の私はアキラくんとは付き合えないし、
第一好きな人、もちゃんといるし。



「何か飲む?何がいい?」

気を使ってアキラくんはキッチンに行こうとした。

「あっいや、いいよ!
 すぐ帰るから」

「そうか?」


「うん、ありがと」



とは言ったものの、中々言い出しづらい。



アキラくんの家は2階建て。
1人ですんでるのに何でだろう。


「アキラくんの家って
 なんでこんな広いの?」

彼は驚いたような顔をした。

「ああ、俺ね、実は昔
 人間界に住んでたんだ」


「え?そうなの?!ってかそもそも・・・・」

なんで吸血鬼のみんなが
人間界にやってきたんだろう?
重要なところは何も知らなかった。


するとアキラくんは
口を開き始めた。



< 54 / 78 >

この作品をシェア

pagetop