俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~


「だってわざわざ教えてくれたんでしょ?」
それなのに、
ウチったらごめんね。
私はそう言い頭を下げた。

「な、何してんや!そんなん
 俺が全部悪いだろ!葵が
 謝ることないし!」

アキラくんも頭を下げてきた。


確かにアレはビックリしたけど・・・
過去のことひきずっててもダメだし。
それにアキラくんすんごく
反省してるみたいだからいーか!
ってウチ、甘いなー・・・

一人でそんなことを考えていると
アキラくんにつっこまれる。


「あ、で話って何?」

私はふと我に帰る。


・・・・やっときた。このときが。

「・・・うん、あのね、返事。しにきた」

しどろもどろになりつつも続ける。

「・・・・そうなんや」

するとアキラくんは窓の外を見つめた。


「ウチ・・・・アキラくんとは
 付き合えん。」


部屋に重たく張り詰めた空気が流れる。


「そか・・・・」





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