俺様♥ヴァンパイア~危険純愛~
「もともと魔界からこの人間界に
配属されるケースは稀なこと。
きっと周りの人間は俺達がもの
すごく優秀な逸材と思っているのだろう」
「な、何だよそれっ・・・」
「そりゃ勘違いってことかよ!?」
信じられないとばかりに
しゃがみこむアキラ。
「ああ、おそらくね。
俺達が人間界に配属
された理由は、誰も
知らないからね。」
愁がため息交じりに言った。
「大王になりたい奴、いるか?」
俺が静かに口を開く。
「んなわけねーだろ!死んでもなんねーよ!」
アキラの一言にみんな同意した。
「・・・・じゃー決まりだな。
いくぞ!」
「い、いくってどこに?」
「決まってんだろ?魔界だよ」
「・・・・・千尋・・・・」
「おう!まかせろ!」
そういって 久しぶりの魔界に
足を踏み入れようと決意した。