俺色〜ある草食系男子の日々
ガチャッ、とノブを回すと、ドアが開いた。
「はい、どうぞ」
?
俺は軽い違和感を感じながらひなたの後に続く。
「どうしたの?入らないの?」
「あ、いや。うん」
「晩ご飯、たいしたものじゃないけど、良かったら食べてって」
「・・・サンキュ」
リビングのソファに座ると、ひなたがキッチンでカチャカチャと用意してくれてる音がする。
えっと・・・。
俺は2時間ちょっと前に潤平に電話して、
そして、今ここにいる。
ひなたを・・・探しにきたんだよな。
結論から言うと、
予想よりかなり早くその目的は達成されてるわけで。
え~~と・・・
余計にこれからどうしたらいいのかわからなくなってたりして。