俺色〜ある草食系男子の日々

カズマの副社長就任パーティーの後から、



長いオフをとることで会社とは話がついてる。



やめる、というのは、なんとなくまだ言い出せなかった。



そしてパーティーの前日、俺が向かったのは懐かしい友が待つあの居酒屋。



「よっ」


変わらない顔がそこにある。


潤平とナオ。


「変わらねぇな。お前ら」


「お前こそ、ってやっぱりめがね似合ってないぞ、紺野」


「うっせー」





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