俺色〜ある草食系男子の日々
ずっと好きだった。
今も好き。そしてこれからも。
たとえ、草食系って言われてる奴も、
好きな女がいれば走るんだよ。
他の男よりも、少しシャイで一途なだけなんだ。
大事な人のそばにいたい。
ただ、そんなシンプルなことなのに、
自分のプライドでそれすらかなえられなかった男が、
今、君の元へ向かうよ。
それに気づかせてくれた男の、
奇跡の音楽と奇跡の恋。
人は、気づかないところで、まさかと思うものにさえ守られてる。
そのことに感謝しながら、俺は・・・・
「ひなた!」
好きな女の前に立つんだ。
「やっぱりお前が大好きだ!これからは・・・俺にも守らせて。今度こそ・・・」
そして
どうか。
どうか・・・。
キミがこれからずっと笑っていられますように。
**end**