俺色〜ある草食系男子の日々
「ひなた・・・?」
差し込む日差しに目を細めながら彼女を見つめると、
ひなたは俺を見てにこっと笑った。
やべ。
いきなりだと、俺の反応ばれるじゃねぇか。
「今日紹介したい人はね・・・・」
とひなたが言った瞬間、
「ひなたちゃん!」
ってがばっとひなたにだきつくおっさん。
「てめ~!」
引きはがし、殴りかかりそうになった俺に、飛んできたひなたの声。
「喜三郎!!」
条件反射のように反応してしまう俺。
そして、固まったままの俺を横目に、ひなたはそのおっさんの手を握りぶんぶんと握手してから、
「ゆぅさん、こんにちは!」
って最高の笑顔で笑ったんだ。