俺色〜ある草食系男子の日々

潤平からの電話を切った後、



呆然とした時間が、時の流れをさらっていく。




・・・ひなたの結婚が延期になったということ。



延期、というのは名ばかりで、実質は中止、ということになったということ。



俺はただ、ソファーに座って点いてないテレビを眺めていた。



・・・結婚相手の男には・・・家庭があった。


それを隠しての、ひなたへのプロポーズ・・・。


それは絶対に許されないことなんだけど、



「私もおかしいな、って思ってたの。でもそこをしっかり見る勇気がなかった」



ってひなたは泣いてたらしい。



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