俺色〜ある草食系男子の日々
解放されたキャンバスの中を通り過ぎても、見当たらない・・・。
やっぱり違うのか・・・
じゃ、次は・・・
って・・・あれ?
ちらっと見えたのは、金色の髪。
奥まったところにある大きな木の前に突っ立っている少年がいた。
ただ、じっと上を見上げてる。
つられて俺も遠くから陽斗の見上げてる先を見つめた。
街の光に遠慮がちに輝く星がひとつふたつ見える。
そうか・・・・
よく、ゆぅさんと2人で空を見上げてなんか話してたよな。