俺色〜ある草食系男子の日々

そういう恩義もあってか、



なかなかこいつには頭が上がらない。



喜三郎、ってなんか笑える名前ついてるのに、



いつも泣いてるのは俺の方で、



いつも一緒にいたけど、俺は完全にひなたの子分で。



「きぃちゃん、女の子に優しくしないとダメだよ?」



くそっ。



1コしか違わないのに、未だに姉ちゃんみたいな口をきくんだ。










< 6 / 167 >

この作品をシェア

pagetop