俺色〜ある草食系男子の日々
病室に入ると、たくさんの機械につながれた陽菜ちゃんは、とても小さく見えた。
ゆぅさん・・・!
すみません。
すみません。
何度言っても足りない。
でも、祈るしかなくて。
ゆぅさんの娘さんだから、というのはもちろんあるけど、
おかしくなってしまうんじゃないか、と思うくらいの陽斗の錯乱振りを見ていると、
陽斗にこれ以上大切な人を無くす思いをして欲しくない。
という思いが胸にこみ上げてくる。
だから、今は俺がしっかりしないとダメなんだ。
今こそ、陽斗を支えてやらなきゃダメなんだ。
そうだよな、ゆぅさん・・・・・・。