その日、僕は神になった
「芝居でも劇でも、ドラマでもないなら何でしたっけ?神なんて、空想上の存在じゃないですか?」
 そう言いながら僕は気付いた。何か変な新興宗教に騙されて、変な薬を盛られて一時的に記憶を無くしているのだ、と。そうだ、そうだ、それならば騙されはしないぞ。きっと僕はかなりの資産家で、こいつらはその資産を全て巻き上げようとしているのだ。
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