その日、僕は神になった
幼い頃、俺がまだ人間の汚さを知らず、愛情というものを注がれていた頃、そんな英雄に、ヒーローになれると信じていた。そんな華やかな未来が待っていると思い込んでいた。純粋が故の愚かさ。そう、愚かだったのだ。そんな夢を描かなければ、今みたいな惨めな思いはしなくても済んだのだ。期待するから失望するのだ。最初から希望なんて抱かなければ、絶望することもなかった。分かっている、そんなことは分かりきっている、それでもまだ、どこかで奇跡を信じていた…。
『パシリのSを今日も馬にして遊んでやった。その様子を見ていた女子たちが、涙を流して笑ってた(爆)お前らにもその光景を見せてあげたかったな~』
モニターに浮かんだ文字を眺めながら、俺は深いため息を付いた。
『パシリのSを今日も馬にして遊んでやった。その様子を見ていた女子たちが、涙を流して笑ってた(爆)お前らにもその光景を見せてあげたかったな~』
モニターに浮かんだ文字を眺めながら、俺は深いため息を付いた。