その日、僕は神になった
 そして君はこの名前のトリックに関して失敗すること、俺がスバルと呼ばれないことに確信を持っていた。それは歴代の秘書を務めていた君だからこそ持てる自信が。神となった俺のことを、誰一人として名前で呼ばないことを知っていたから…。
 楓真に関しても同じだ、俺が本名で呼ばれないことを分かっていた。もしくは、本名で呼ばれた部分は上手く編集して見られないようにしていた、そうだろ?」
それでも彼女は黙っていた。目を開けたまま眠っているのだろうか?
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