その日、僕は神になった
考えろ、考えるのだカムイよ。ありとあらゆる可能性を考慮しろ。私ならばなぜ自らの経歴を確認する必要がある?なぜ秘書の経歴を?神就任直後の時期ならば、これから自らに使える秘書の経歴を改めて確認することは納得いくが、今更というのは不自然だ。自らの経歴となれば尚更だ。
考えろ、神の今までの不自然な行動を、そしてこの資料、青ざめた表情…。
経歴を見て青ざめるということは、そこに予期せぬ内容が記されていたからではないだろうか?秘書に関する経歴は、代々東地区神の秘書として務めてきたということだ。気になる点があるとすれば、先代の神が神々の審判により辞任に追い込まれた点のみ…。だがそれは現神も承知のはずだ。今更驚く事でもないだろう。だとすれば、自らの経歴か?だがそれは自らが歩んできた道のりだ、そんなものを見たからと言って、あのような表情になるだろうか?神は他の資料も見たのだろうか?だがいくら探してもそのような痕跡はなかった。
考えろ、神の今までの不自然な行動を、そしてこの資料、青ざめた表情…。
経歴を見て青ざめるということは、そこに予期せぬ内容が記されていたからではないだろうか?秘書に関する経歴は、代々東地区神の秘書として務めてきたということだ。気になる点があるとすれば、先代の神が神々の審判により辞任に追い込まれた点のみ…。だがそれは現神も承知のはずだ。今更驚く事でもないだろう。だとすれば、自らの経歴か?だがそれは自らが歩んできた道のりだ、そんなものを見たからと言って、あのような表情になるだろうか?神は他の資料も見たのだろうか?だがいくら探してもそのような痕跡はなかった。