その日、僕は神になった

「つきましては、早々と時期神々を選出していただく必要があります。このような決断を下した我々に、このようなセリフが言えた筋ではないと、重々承知しております。ですが天界の状況が、刻一刻を争う事態であることに変わりはありません。
　後を引き継ぐみなのためにも、我々は最後の職務へと取りかからせていただきます。
　罪人レイチェル、あなたの判決を下します」
「待ってくれ！彼女は無実だ！」
　意味のない叫びだと分かっていた。今更何を言ったところで、事態が好転しないことも。それに俺はさっきまで諦めかけていたではないか？それなのに、俺は何かに突き動かされたかのように叫んでいた。