その日、僕は神になった
「そうかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。この天界から、恋愛を意味する愛という感情が忘れ去られたことは事実です。
 ですが、先代を失い、私の胸の中で再び芽生えた感情は、その愛だったのかもしれません…」
 彼女は今も先代を愛している。彼女は人間界へと追放されることを望んでいたのだろう。同じく人間界に永久追放された先代と、再びその地で巡り会うことを願い…。
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