その日、僕は神になった
「…くん、よかった。もうこのまま、ずっと…覚まさないかと、思った。戻ってきて…ありがとう」
 どう言うことだ?なんで、なんで玲花がこの世界に居るのだ?そして次に視界に飛び込んできたのは、玲花同様、泣きじゃくる親父とお袋の姿だった。
 どう言うことだ?俺は夢を見ていたのか?生死の淵を彷徨いながら、長い長い夢を見ていたのか?そうだとすれば、神も、天界も、レイチェルも、神々の鉄鎚も、全てが夢の中の出来事だったのか?
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