その日、僕は神になった
 寝惚けているのだろうか?いや、『寝惚けている』の度を超えている。いくら低血圧で寝起きが悪かったとしても、自分が誰なのかも思い出せない訳がない。
どこかで強く頭でも打ったのだろうか?居睡をしていて、机に頭を叩きつけて記憶がなくなった…、そんなバカな話があるか。それくらいで記憶を無くしていたら、この世の中は記憶喪失者で溢れ返ってしまう。それにどこかが痛む訳でもない。
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