その日、僕は神になった
『レイチェル、聞こえるかい?』
僕は心の中で呼び掛けた。
『どうか致しましたか、神』
『中央神殿での僕の就任式はいつの予定だい?』
『明日の午後からを予定しております。今から約十三時間後です』
僕は左手首に巻かれた腕時計を見た。
『一つ確認し忘れたんだけど、この世界にも時間はあるんだね?』
『はい。私達が時に支配されていた頃の名残です。幾ら時間に支配されなくなったと言いましても、何か基準となるものがないと行動が取りづらくなるので、今でも時間という概念は利用しています』
『ちなみに午前と午後は?』
『御座います。今は午後十一時です』
『就任式は明日の午後〇時からか。分かった、ありがとう』
僕は短い会話を終え、彼女とのテレパシーを切断した。さぁ~て、これから十三時間どうやって過ごそう。眠れないというのも中々不便なものだ。
僕は心の中で呼び掛けた。
『どうか致しましたか、神』
『中央神殿での僕の就任式はいつの予定だい?』
『明日の午後からを予定しております。今から約十三時間後です』
僕は左手首に巻かれた腕時計を見た。
『一つ確認し忘れたんだけど、この世界にも時間はあるんだね?』
『はい。私達が時に支配されていた頃の名残です。幾ら時間に支配されなくなったと言いましても、何か基準となるものがないと行動が取りづらくなるので、今でも時間という概念は利用しています』
『ちなみに午前と午後は?』
『御座います。今は午後十一時です』
『就任式は明日の午後〇時からか。分かった、ありがとう』
僕は短い会話を終え、彼女とのテレパシーを切断した。さぁ~て、これから十三時間どうやって過ごそう。眠れないというのも中々不便なものだ。