Live 今を生きる
ガラッ・・・



いつものように2年5組のドアを開けた。


走ったせいか、

いつもよりも人が少なかった。



「おーい!秋!」

ドアのところに立ち止まっていた僕に

声をかけたのは、隣の席の功也だ。



僕の足が席へと向かう。


ちょうどかばんを置いたタイミングで功也が話し出した。


「今日菜々は?一緒じゃねーの?」

「・・・それがわかんなくて。」


僕は支度をしながら下を向いたまま答えた。


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