先生の彼女さま

彼はバスケットを拾ってあたしに持たせて

 「…付き合ってるって言ってもいいんだぞ?」

ってホッペにキスをしてきた

あたしはキスより何より、旦那さまに言うってことに…

 「…じ、」

あたしは言葉を言う前に彼はあたしの頭をポンポンと軽く叩いて

 「…まだ早かったな、ごめんごめん」

と寂しそうな顔をして部屋を出た



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