先生の彼女さま

バンッ

 「なんだよ、高山」
 「ハァッハァッ…仁さま……茅智…」

高山さんは彼を見てからあたしを見て

 「仁さま……少し宜しいですか?」
 「ここじゃダメなのか?」
 「……」

高山さんは彼にこそっと耳打ちをした

 「わかった……今行く」

彼は何かを納得したように

 「茅智…」
 「はい?」
 「着替えてこいよ」



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