先生の彼女さま

彼がその言葉をあたしに発すると

バンッ!

玄関から何人かの足音がリビングに近づいてくる

あたしは彼の言葉に動けないでいる

 「茅智っ!」

後ろから奥さまに抱きつかれてようやく

 「あっ……奥さま…」
 「茅智…ごめんなさい、…」

なぜか泣いている奥さまに、眉間にシワを寄せている旦那様にその後ろには高山さんと直志さんと…あたしの見たことのない男の人がいた



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